2015年6月30日火曜日

人生選択の自由


タケコさんが公園で寝泊まりしているという噂を聞いて来てみると、やっぱり・・・w


「レディがこんなとこで何してるんだい!」


「ねぇ、どうしたの?」

「もう!ほっといて!」


「あなたに心配される筋合いないわ!」

「そんな・・・」


「わかったよ・・・好きにしな!」

「えぇ、好きにするわ」


・・・と見せかけて、セレナーデ。(笑)


「今、キュンとしなかった?」

「してないわよ・・・」


「俺のこと、好きでしょ?」

「・・・・・・・・・・」

ポジティブって罪。


「今日は早く帰れるの?」

「残業だと思うよ」

サトウ君とクロエの夫婦仲は、冷えきっていた。


「妻とは別れるつもりだから」

「嘘ばっかり・・・」

サトウ君の職場不倫は止まらない。


研究所って、なにげに人間関係がもつれまくってるんだけど。


妻のクロエも、夫以外の男に解放的だった。見慣れない男に口説かれるクロエを、偶然目撃する不運なネオ。


当然、落ち込んで立ち去るネオだが、クロエは夫とネオ以外に二人と恋愛関係になっている。しかも、二人ともバーテン。元カレでもあり今も腐れ縁のネオも、たまたまバーテンなのだが。

研究所職員とバーテンは手が早いのか。(笑)


夫婦仲が致命的なクロエの家では、ドールハウスがしょっちゅう壊れる。こんな頻繁に壊れるものなのかとうんざりしていたのだが・・・


クロエの兄が壊していたことが判明。この人、子供嫌いなんだよね。なのに、妹が3人も子供連れて戻ってきたもんだから、イライラが大爆発してるんだろうね。


職場に愛人を作り、子供まで作っちゃったサトウ君。夫との間に生まれた3人の子供を育てながら、元カレであるネオとの関係が切れず、それどころか次々と男達を虜にしてしまうクロエ。この二人の夫婦仲は、もはや最悪。


妻は、夜な夜な夫の愛人にチェーンメールを送っている。

夫が愛人と別れるか、自分がネオや他の男と一切縁を切るか、夫婦が別れて自由に生きるか。人生の選択が迫られているのであった。

2015年6月27日土曜日

侵略のハゼル


今日は、店を早めに閉めて、従業員と常連で飲み会。常連っていっても、モユルはほとんど来ないけど。


「ハゼルが最近可愛くてさぁ」

「へぇ、モユにも親心が芽生えたんだ」

「意外だよね」


「バイオリンやらせたら、あっという間に上達して、ホント天才だよ」

「バイオリン少年ってかっこいいよね」

「天沢聖司による刷り込みだな」


「外で遊ぶのも好きみたいで、宇宙遊泳ごっことかしてやんのw」

「帰郷の準備かw」

「地球生まれのくせにw」


「そういやぁ、たまにミドリさんが来てるみたいでさぁ」

「え!?何しに?」

「え!?何しに?」


「こっそり、俺の愛読書を読んだりもしてるwww」

「ちょ!クソガキめ、ミドリさんを口説く気なんじゃ!?」

「むしろ、みんなの愛読書だね」


「同世代の女の子は退屈みたいだけど、自分の正体を見破ったアンナのことは警戒してるみたい」

「アンナって、意外と鋭いよな」

「ってか、ハゼル、時々謎のオーラが漏れてるもん」


「そんなハゼルも、もう高校生だよ」

「成長、早ッ!どんだけ飛び級!?」

「モユルの腹から生まれたとは思えないよ」


「相変わらず勉強熱心で、宿題も楽勝レベル」

「むしろ、真面目に宿題やってることに驚くね」

「世間になじむためにやってるだけだろうね」


「暇さえあればパソコンに向かってるけど、何してるかはさっぱり」

「それ、地球侵略を考えてるよ!絶対!」

「侵略なう、みたいな?w」


「あ、ミドリさんといえばさぁ・・・」

「何か情報をお持ちで?」

「大丈夫?大丈夫な情報?」


「こないだ、バーで偶然会ったんだ。ハゼルも一緒だったけど」

「ハゼルめ、もうそんなところに出入りを・・・」

「有閑マダムと青い果実の遭遇だ」


「ハゼル、ミドリさんの前では、はにかんだような顔見せてたけどさぁ・・・」

「まだまだ子供だな」

「人妻のフェロモンには勝てないか」


「こないだ、『俺、ミドリに子供産ませよう』って言ってたんだよね」

「えーっ!?」

「えーっ!?」


「ハゼルがネオと違うところは、まずミドリさん狙い撃ちって点」

「ミドリさん一筋ってわけか」

「なんで俺と比較すんの」


「それから、得体の知れない力を使う点」

「それ、やばくない?」

「なんて卑怯な!」


「でも、その力を使うと、体力が異常に消耗するみたい」

「まさに命がけの恋だな」

「いや、そんな卑怯な力使うなよ!」


「ミドリさんもまんざらではないみたいだよ」

「若い男の魔力に惹かれたか」

「いくらなんでも、高校生はダメでしょ・・・」


「ネオ、ライバル出現だね」


「面白そうに言うなよ」

「そ、そんなつもりは・・・(汗)」


「ユウコちゃんは、相変わらずネオ一筋?」

「はぁ!?」


「こんな男、ごめんだわ!」

「こっちも願い下げだよ!」


「さて、僕は明日早いから帰るよ」

「俺も帰ろうかな」

「私も一緒に帰る!」


「あ、そうだ。ハゼルが言ってたけど、タケコさんって公園で寝泊まりしてるみたいだよ」

「え・・・?」

「じゃ、おやすみ~」

「おやすみなさ~い」


(公園で・・・って、何やってんだ)


ちなみに、出世したカミーユは、翌朝こんな格好で出勤した。プログラマーって、こんなイメージなの?これじゃぁ、安物のラッパーじゃない。

2015年6月25日木曜日

伸びる人、落ちる人



 ネオ!飲み終わったコップ片付けて!



「オッケ~」


ビビビビビビビビッ!!!


ほ~ら、回復薬に早変わり。(笑)


「まだ写真売り続けるの?」

「在庫を出しきったら終わるつもりだよ」

カミーユも店の常連で、写真もちょくちょく買ってくれる。


きわどい水着が追加されたので、早速着てもらったはいいが、直立ポーズで色気ゼロ。それでも、客寄せには効果絶大。


「ハッ!」

店が終わって、心の友モユルの家を訪ねたネオ。そこで見たものは・・・


一心不乱にパソコンに向かうハゼルの姿。


「おい、ハゼル。宿題は終わったのか?」

「とっくに終わってるよ」


軽くあしらわれて、モユルの愛読書を手にするネオ。


「そんなもん読んだって、得るものないだろ」

「生意気なガキだな・・・」

よほど気に入ったのか、ずっと持ち歩いて読み続ける集中っぷり。


「UFOに誘拐されたことあんの?」

「あぁ。でも記憶があんまり無いんだ」


(こいつはネオと違ってまともそうだな・・・)

(ん?)


「故郷の星に帰りたい?」

「うん、興味あるよ!」


ハゼルにはまともそうに見えたノヴァも、こんな本に手を出してしまうのであった。(笑)


ハゼルの成長は凄まじく、学校の勉強など簡単すぎて飽き飽きしていた。


「死神でも、あのネオって人間に落とされたんだろ?」

「・・・・・ッ!」


「ハゼル君の好きな食べ物な~に?」

「酒盗かな」


「あんた、誰に播種しに来たの?」

「エッ!?何言い出すの!」


「あのハゼルって子、超ヤバいよ!」

「地球侵略狙ってるとか?」

宇宙人も死神も人間も、仲良く暮らす不思議な世界。ノヴァも、実は未来人とイマジナリーフレンドの間に生まれた子だった。


幽霊と人間の間に生まれた子ネオが、また落ち込んでいる。今度は何を見てしまったのだ。プレイヤーも見逃すような些細な出来事だろw


「死にたい・・・」

「今回はかなり重症みたいね」


「最近、ノヴァは来てないの?」

「来てないわ」


「出世して忙しいみたいだしね」

「そうか・・・」


「んじゃ、今日は俺が飯作ってやる!」

「大丈夫なの!?」


テンポよくとはいえないが、ゆっくり着実に出世しているノヴァ。思わぬタイミングで願望を達成し、これで火に強くなった。これ、必要だったのかどうか、今となってはよくわからんw